ホットケーキミックスやお好み焼き粉が招くパンケーキシンドロームにご用心【原因と3つの対策】

ホットケーキミックスやお好み焼き粉が招くパンケーキシンドロームにご用心【その原因と4つの対策】

コロナ禍によるホットケーキミックスやお好み焼き粉の品薄のニュースと一緒に、パンケーキシンドロームなる言葉が広まりつつあります。

「パンケーキが無性に食べたくなる症状」と微笑ましいイメージの持てる字面をしていますが、実は死に至る危険性のあるアレルギー症状のこと。

そんなこと言われたら怖くてパンケーキなんて食べられないじゃない!と、お嘆きのあなた、ご安心ください。

パンケーキシンドロームの原因、症状、その対応策について詳しく解説していきます。
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パンケーキシンドロームって、なに?

知ってびっくり、とっても怖いパンケーキシンドローム

なぜ恐ろしいアレルギー症状にパンケーキシンドロームという可愛らしい名前がついたのでしょうか?

それは「パンケーキを食べたことでアレルギーを発症した」ことに由来します。

パンケーキシンドロームの怖いところは、原因となるアレルゲン物質が小麦やたまごといった食品ではないところ。

ダニなのです。

開封した小麦粉の保管状態がよくなかったため、小麦粉にダニが入り込み、中で大繁殖したために引き起こされたダニアレルギーだったのです。

医学用語では経口ダニアレルギーと呼ばれています。

パンケーキシンドロームの症状は? 発症までの時間は?

パンケーキシンドロームはどんな症状が起きる?

ひとくちにアレルギーといっても、その症状は様々です。

パンケーキシンドロームの恐ろしさは、軽度の花粉症のような「目が痒くなる」「鼻水が出る」という程度には留まらないところ。

全身のじんましん、むくみ、呼吸困難、腹痛、嘔吐、場合によっては急激な血圧の低下といったアナフィラキシーショック(重篤な急性アレルギー症状)を引き起こし、海外では死亡例も報告されています。

どのような人が発症するの?

パンケーキシンドロームはどのような人が発症するの?

日革研究所によると「ダニアレルギーを持つ人」「喘息持ちの人」が発症しやすいという研究結果があります。

しかし一度に大量のダニ、ダニの死骸や糞などを食べることで引き起こされるため、ダニアレルギーや喘息を持たない人でも発症の恐れがあります。

食べてからどのくらいの時間で発症するの?

パンケーキシンドロームはどのくらいの時間で発症するの?

早ければ食べてから5分ほどで、じんましん、咳、呼吸困難、顔が赤く腫れあがる、などの症状が現れます。

パンケーキシンドロームが疑われる場合に取るべき行動は?

パンケーキシンドロームが疑われる場合に取るべき行動は?

すぐに寝かせて安静にし、救急車を呼びましょう。

血圧の急激な低下を招く恐れがありますので、立たせないように。

調理に使った粉を持っていくと、原因の究明が早くなることがあります。

パンケーキシンドロームを回避するには?

パンケーキシンドロームはお好み焼きでも発症するぞ

パンケーキシンドロームだからといって「パンケーキでのみ発症する」というものではありません。

お好み焼きなど、たくさんの粉を使った料理なら何にでもその可能性があるのです。

パンケーキシンドロームはダニの死骸でも引き起こされるため、十分に加熱しても予防策にはなりません

火を通してあるから大丈夫という考えは誤りであることを覚えておきましょう。

今、保管してある粉製品の状態をチェック!

保管してある粉製品の状態をチェック

パンケーキシンドロームを回避するために、これから開封後の粉製品を使って料理される方は保管状態をチェックしましょう。

台所のシンク下など、高温多湿になる場所に長期保存されていたら要注意。

ダニが最も活性化する梅雨時期でしたら「粉の中でダニが動いていた」といったおぞましい状態が確認されることもありますが、パンケーキシンドロームは動かないダニの死骸や糞からでも引き起こされます。

保管された粉の中のダニの死骸を確認するのは困難ですので、消費期限に関わらず捨てるのが無難です。

パンケーキシンドロームにならないための粉製品の保存方法

管理の甘い粉製品はダニの住みかとなっている恐れが

パンケーキシンドロームは、主に粉製品の保管の不十分さが原因で引き起こされます。

高温多湿の状況下はもちろんのこと、以下の方法で保存されていた場合にも粉の中にダニが入り込んでいる可能性が高いといえます。

・袋の周りに粉がこぼれている

・開封した袋のまま保存している

・開けた袋の口を折り曲げ、洗濯ばさみやクリップで止めている

ホットケーキミックス、お好み焼き粉などには、ダニが好むとされるアミノ酸が多く含まれています。

上記の3点の条件を満たしている状態は「こぼれていると粉にダニが寄ってきて、開いている袋の隙間から入り込む」という「ダニには最高、あなたには最悪」な状況となっているわけです。

ここがポイント

日清製粉グループお客様窓口によると

高温多湿の場所、直射日光を避けて保存してください。開封後は虫害による健康被害を防ぐため、必ず袋口を輪ゴム等でお閉めになり(チャック付の場合は袋口のチャックをお閉めになり)、冷蔵庫に保存し、お早めにお使いください。においの吸着を防ぐためには密閉容器に入れることをおすすめします。

とあります。

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ダニ対策には【密封】【冷暗所保存】【早期消費】の3つが効果的

パンケーキシンドロームを回避するための3つのポイント

粉製品の中にダニを入れないことが、パンケーキシンドロームの最大の予防策。

その方法の3手順でご紹介しましょう。

密封容器に移す

パンケーキシンドロームを回避するには密封容器への移し替えが効果的

開封した粉製品は袋のままで保存せず、蓋つきガラス瓶などの密閉できる容器に移して保管しましょう。

ダニが入り込めなければ、粉の中での繁殖も防げます。

冷暗所で保存

パンケーキシンドロームを回避するには冷暗所の保管が効果的

ダニが活発に活動する温度は25~30℃、湿度は65~85%とされています。

そのため温度が低い冷蔵庫の中は、ダニの活動が抑制される温度といえます。

ここがポイント
開封後は密閉容器に移し、冷蔵庫に保管するのが最適解といえるでしょう。

早めに消費する

パンケーキシンドロームを回避するには早めの消費が効果的

早めに消費することで、ダニに繁殖させる暇を与えません。

単純ですが、非常に効果的といえます。

1回で消費できなかった場合は、これらの3手順を実践し、パンケーキシンドロームのリスクを可能な限り減らしていきましょう。


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まとめ

パンケーキシンドロームにならないためのまとめ

いかがでしたか。

可愛らしい呼び名とは裏腹に、大変怖いアレルギー症状であることがお分かりいただけたと思います。

「もったいない」「火を通すから大丈夫」「ダニアレルギー持ちじゃないから平気」といった考えは、古い粉製品と一緒に捨ててしまいましょう。

使い切れなくて余った粉製品は、密閉して冷暗所に保存し、早期消費を心がけることが大切です。

暖かくなり始めるこの時期は、ダニが最も活発になる時期でもありますので、特に注意してくださいね。

【最後に】転売されている粉製品は何が危険なのか?

転売ヤーからの購入はパンケーキシンドロームのリスク大

いくらコロナ禍の巣ごもり特需で粉製品が品薄だったとしても、フリマアプリやオークションサイトなどで高値転売している方(通称:転売ヤー)からの購入は大変危険です。

なぜなら「温度や保管場所など、商品が適切に保管されている保証がない」ためです。

マスク転売の際も、屋外でブルーシートをかぶせただけの状態で保管されているマスクの画像がネット上に出回り、物議を醸したのは記憶に新しいところ。

徐々に気温が高まってゆく、これからの季節。

風通しの悪い部屋に押し込められていたかもしれないホットケーキミックスやお好み焼き粉を、あなたは口にする勇気がありますか?

ダニだけでなく品質劣化の危険性も否定できません。

大切なご家族の安全を守るためにも、安心できるルートからのご購入を強くお勧めします。

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