新型コロナウイルスによる休校、外出自粛、リモートワークの影響で、一日中ずっと自宅にいらっしゃる方も多いと思います。
巣籠りなる言葉が広まり、外出自粛で消費が落ち込む中、着実に売り上げを伸ばしている商品も現れています。
その中の一つが、強力粉。
そういえば強力粉って、何に使うの? スーパーマーケットから消えた理由は?
気になったので、調べてみました。
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目次
なぜ強力粉はスーパーから消えた? その理由とは?

新型コロナウイルスが蔓延の兆しをみせる中、マスク、消毒液、トイレットペーパーなどの衛生商品が市場から姿を消したのは記憶に新しいところ。
そして今度は、パスタやホットケーキミックス、強力粉などといった食品が、市場から姿を消しつつあります。
パスタは調理が簡単で長期保存が可能、ホットケーキミックスは休校になったお子さんのおやつにぴったりと、売れ行きを伸ばして品薄になる理由が分かりそうなもの。
しかし強力粉がなくなる理由を聞かれて、あなたはすぐに答えられますか?
消えた強力粉、いったい何に使われる?

強力粉って小麦粉だよね? 普通に料理に使うじゃん。
確かにその通りなのですが、小麦粉にも強力粉、中力粉、薄力粉などの種類があり、それぞれ向いている料理が異なります。
では、強力粉は主に何の原材料となるのでしょうか?
それは、パンです。
自家製パンを作ったことのある方、最近になってホームベーカリーを購入された方には簡単すぎる質問でしたね。
ではなぜ、パンの原材料となる強力粉が市場から姿を消しているのでしょうか?
これにもコロナウイルスが、意外な形で影響しているのです。
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新型コロナウイルスの影響で売れ行きを伸ばした、意外な商品【ホームベーカリー】

2020年2月末、安倍首相から全国の学校に対して「3月2日から臨時休校」するように要請がありました。
新型コロナウイルスの感染拡大を予防するための措置です。
これによりお子様が家にいる状態が日常の風景になり、それは今も続いています。(2020年4月末現在)
そんな中、家電製品の中でも調理器具の需要が伸び始めました。その一つがホームベーカリーだったというわけ。
昨今の内食ブームや健康志向に後押しされ、じわじわと売り上げを伸ばしていたホームベーカリー。
新型コロナウイルス渦の影響を受け、また違う理由で売り上げを飛躍させました。
コミュニケーションツールという意外な側面

学校や学習塾が休校となった子供たちは、家にいる時間が急激に増えました。
となれば、これまでの生活よりも親子が顔を合わせる時間も増え、親子で一緒に何かをする機会も増えたことでしょう。
その中の一つに、料理があります。
子供と一緒に料理をするにあたって注意すべきことはいくつかありますが、最も重要なことは安全面ではないでしょうか?
火や刃物を使わず、安全に調理ができるという点で、ホームベーカリーに注目が集まっているのではないかと推測されています。
親子で一緒に作ったパンで食卓を囲む。
こういった親子間のコミュニケーションを図るツールだけでなく、またコロナ禍でストレスを溜めがちな心の癒しのツールとしても、ホームベーカリーは人気を博しているのです。
需要と供給のバランスが崩れてしまった強力粉

小麦粉といえば一般的には薄力粉が主流で、天ぷらやお菓子作りを中心に流通してきました。
それは、スーパーなどでの売り場面積を見ても分かる通り。
強力粉と中力粉は、パンや麺のような馴染みの薄い自家製品に使われることが多かったため、薄力粉ほどの量が流通していなかったというわけです。
それがここにきて逆転し、需要に対して強力粉の供給が追い付かなくなったと推測されます。
ただ小麦の流通や輸入が止まったといったようなニュースは流れていないため、今後は強力粉の供給も回復してゆくのではないでしょうか。
【新型コロナの影響?】強力粉が市場から消えたのはなぜ?【売り切れ続出】【まとめ】

いかがでしたか?
強力粉が売り場から消えたという事実、その背景には様々な要因が隠れていることがお分かりいただけたと思います。
折しも世間は新型コロナウイルス渦の只中、数多の情報が飛び交っています。
オンラインストアなどでは、まだ買えるところもあるようです。
品切れ情報に踊らされ、焦って買い占めなどしないよう、冷静な判断をお願いします。
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