【糖質制限にも使える】レジスタントスターチが太りにくいでんぷんである4つの理由

レジスタントスターチが太りにくい4つの理由

加熱したでんぷんを冷やすことで生まれる難消化性でんぷん、レジスタントスターチ。

近年の研究結果で、このレジスタントスターチがダイエットに効果的であることが明らかになってきました。

本来は消化されてエネルギー源となり、余れば脂肪細胞に蓄えられるでんぷんが、逆に痩せる方向に作用するとは驚きです。

まさに「抵抗するでんぷん」の名にふさわしい働きぶり。

その働きぶりを詳しく解説していきます。

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レジスタントスターチが太りにくい4つの理由

レジスタントスターチが太りにくい4つの理由レジスタントスターチは自然界にも存在しているでんぷんで、その生まれ方から4つの種類に分けられています。

冷やして作るタイプのレジスタントスターチは、RS3タイプ。

冷えてゆく過程で変化を起こし、消化されにくくなったでんぷんを指します。

レジスタントスターチが太りにくいでんぷんである理由は、大きく4つあります。

1・小腸で分解されない

2・血糖値の急上昇を防いでくれる

3・大腸内で食物繊維と同じ働きをする

4・短鎖脂肪酸を作りだす腸内細菌のエサになる

知れば知るほど、そのメカニズムには驚かされるばかり。

それでは、さっそく見ていきましょう。

【理由 その1】小腸で分解されない

レジスタントスターチは小腸で分解されないでんぷんは唾液や胃液といった消化酵素によって分解され、最終的に小腸で吸収されて血液中に入ります。

これによって血糖値が上がるわけですが、レジスタントスターチは消化酵素によって分解されないので、小腸で吸収されることがありません。

したがって血糖値の上昇は穏やかなものになります。

血糖値を上げないために糖質量を制限するのが糖質制限ダイエットの主眼ですから、レジスタントスターチを増やした食品は糖質制限ダイエットに適しているといえるでしょう。

ここに注意

冷やしたでんぷんの全てがレジスタントスターチへと変化するわけではありません。

変化しなかったでんぷんは分解されて小腸に吸収されますので、食べ過ぎにはご注意を。

【理由 その2】血糖値の急上昇を防いでくれる

血糖値の急上昇を防ぐレジスタントスターチ血糖値の急上昇と肥満。

両者は切っても切れない関係にあります。

それは血糖値の正常化に、インスリンというホルモンが関わっているからです。

インスリンが余った糖を蓄え過ぎた状態。それが肥満

食後に血糖値が急上昇すると、膵臓からインスリンが追加分泌されます。

インスリンは血液中の糖をエネルギーに変えて臓器や筋肉に送り込み、血糖値を正常値に戻してゆきます。

一方でインスリンには、使い切れなかった糖を中性脂肪に変え、脂肪細胞に蓄えてしまう働きもあります。

食事で糖質を摂り過ぎると太るというのは、インスリンが余った糖を必要以上に脂肪細胞へと蓄えこんだ状態を指すのです。

レジスタントスターチが血糖値の急上昇を防ぐと?

レジスタントスターチは小腸で吸収されないため、でんぷんでありながら血糖値を急上昇させません。

さらに食物繊維と同じように腸内の糖を吸着し、吸収の抑制までしてくれるのです。

これにより血糖値の上昇がますます穏やかになり、インスリンの追加分泌が抑えられます。

その結果……

1・血糖値の急上昇を防ぐ

2・インスリンの追加分泌を抑える

3・糖が血中で余りにくくなり、溜め込まれなくなる

これがレジスタントスターチが、太りにくいとされる理由のひとつなのです。

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【理由 その3】大腸内で食物繊維と同じ働きをしてくれる

食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチ大腸内の便に吸着し、便の嵩を増して排出しやすくするのが、不溶性食物繊維。

水分を吸って便を柔らかくし、腸の蠕動運動を促進してくれるのが、水溶性食物繊維。

食物繊維と同じ働きをするというレジスタントスターチ、いったいどちらの食物繊維の働きをしてくれるのでしょうか?

正解は、両方です。

大腸に入ったレジスタントスターチは、腸内の便を巻き込んで便の嵩を増しつつ、自身が吸った水分で便を柔らかくします。

レジスタントスターチによって嵩を増した便は腸壁を刺激し、便を排出する蠕動運動を促進。

さらに柔らかくなった便は腸内をスムーズに動き、無理なく体外へと排出させるのです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の適量を同時に摂るのは難しいもの。

水溶性と不溶性の両方の特性を持つレジスタントスターチは、そんな食材選びの悩みも解決してくれるありがたい存在でもあるのです。

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【理由 その4】短鎖脂肪酸を作りだす腸内細菌のエサになる

痩せ体質を作る短鎖脂肪酸食物繊維が善玉菌のエサになって腸内環境を整えることは、過去の記事でも何度か触れてきました。

さて、腸内で善玉菌が増えることが、なぜ肥満防止に繋がるのでしょうか?

それは腸内の善玉菌のひとつであるビフィズス菌が、食物繊維をエサにして短鎖脂肪酸を作り出すから。

この短鎖脂肪酸が、肥満防止のカギを握っているのです。

腸の蠕動運動を促す

短鎖脂肪酸は大腸の筋肉を刺激し、排便に必要な蠕動運動を促します。

これにより便秘が解消され、体重の増加を防いでくれます。

脂肪の取り込みをブロック

短鎖脂肪酸は腸から吸収されて体内に行き渡り、脂肪細胞への脂肪の取り込みをブロックしてくれます。

このブロックのおかげで脂肪細胞は肥大化しにくくなり、結果として太りにくくなるというわけ。

サプリなどでも見かける「腸内環境を整えると痩せやすい体質になる」というのは、善玉菌優勢の腸内環境を作ることであり、善玉菌から短鎖脂肪酸を作り出してもらうことだったのです。

レジスタントスターチが太りにくい4つの理由【まとめ】

レジスタントスターチでお手軽ダイエットいかがでしたか?

小腸で吸収されないばかりか、食物繊維同様の働きで、痩せやすい腸内環境に整えてくれるレジスタントスターチ。

加熱したでんぷんを冷やすだけで作り出せる手軽さも相まって、これからますますダイエットに取り入れられる存在といえるでしょう。

気をつけたいことは一つだけ。

全てのでんぷんがレジスタントスターチへと変化するわけではありませんので、冷やしたからと食べ過ぎないように。

あくまで量やバランスの取れた食事に、レジスタントスターチを取り入れることが大切です。

ものによっては冷たくて食べづらいという欠点もありますので、無理のない量、食材、メニューから試してみましょう。

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