この暑い季節、きりっと冷えた麺をつるつるといただく幸せ。
「日本人に生まれてよかった」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし糖質制限やカロリー制限中では、それもままならぬものです。
糖質はカットしたい。カロリーは抑えたい。でも麺を食べたい。
そんな悩みにお答えします。
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目次
こんにゃく麺を美味しくいただくテクニック

うどん、ラーメン、蕎麦、パスタ。
これらの麺類には小麦をはじめとするでんぷんが多く含まれ、糖質制限やカロリー制限中の食事には不向きです。
それではダイエット中は、麺を食べることは諦めなくてはならないのでしょうか?
大丈夫、近年の糖質制限ダイエットブームの追い風を受け、各食品メーカーが糖質やカロリーを抑えた麺を開発してくれています。
こんにゃく麺
おから麺
ソイドル(大豆麺)
などなど。
これらの代替麺は、カロリーオフ、グルテンフリー(小麦不使用)の商品が多く、糖質やカロリーを制限するダイエッターにとっては心強い麺です。
しかし、よいこと尽くしというわけでもない様子。
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代替え麺にも欠点はある

様々な材料を使って生み出された代替え麺。
低糖質、低カロリーと、ダイエットの観点からは優れた食品ですが、欠点がないわけではありません。
麺自体に味がない
これまで食べてきた麺には小麦や蕎麦の風味がありましたが、代替え麺には売りとなるべき味がありません。
こんにゃく麺をはじめとする色々な代替え麺を食べてみた、個人的な感想です。
強いていうなら、おから麺から大豆の風味が感じられるくらいでしょうか。
独特の臭みがある
代替え麺の代表格である、こんにゃく麺。
こんにゃくの臭いが強く、苦手という方には向きません。
メーカーの努力によってこんにゃく臭を抑えた商品も開発されていますが、それでも弱いながらもこんにゃく独特の臭みが残っています。
この臭みを取り除く方法は、のちほどご説明いたします。
歯ごたえがない
麺のコシを生み出しているのは、代替え麺ではカットされているグルテンです。
そのためグルテンフリーの麺は、どうしてもコシの面では劣ってしまいます。
麺が短め
代替え麺は全般的にコシが弱く、長さを保てないという欠点もあります。
一昔前の代替え麺は、箸で持ち上げただけで切れてしまうものもありました。
品質の向上にともない見かけなくなりましたが、思いっきりすすって食べるには適さない長さのようです。
量が少なく、割高感がある
こんにゃく麺やおから麺は、麺の大半が水分なので、重量の割には麺が少なく感じられます。
「試してみたけど、ひと玉では物足りなかった」という方も多いのではないでしょうか?
ふた玉食べれば、一食当たりの食費が割高になってしまいます。
栄養価が低い
こんにゃくやおから、水分で構成される代替え麺。
豊富なのは食物繊維くらいで、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質などが不足します。
とはいえトッピングや副菜などで補えますので、献立単位で考えるなら欠点とはいえないかもしれません。
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こんにゃく麺の欠点は味付けやトッピングで乗り切ろう

それでは代替え麺の欠点を補う食べ方をご紹介していきましょう。
これで麺を我慢しない糖質制限やカロリー制限のダイエットが可能になりますよ。
味と臭いの不満を解消

麺そのものの味に関しては、代替え麺の特性なので変えることはできません。
しかし最近では、うどんタイプ、蕎麦タイプ、中華麺タイプと、それぞれの風味に寄せた代替え麺も登場してきています。
うどんタイプや蕎麦タイプは出汁やトッピング次第で本物の味に近づきますし、中華麺風は冷やし中華仕立てで頂くこともできます。
なお、こんにゃく麺の独特の臭いは、塩で揉んでから茹でることで取り除けます。
調理と味付けのポイント

汁やタレなどの味付けを濃い目にする。
この二点は押さえておいてください。
代替え麺は細いものが多く、麺と麺の間に水が残りがち。
よく水気を切ったつもりでも、食べているうちに水っぽくなってしまったということが多々あります。
味付けを濃い目にするのは、麺に付着した水分で汁やタレが薄まるのを見越してのことです。
味付けが濃くなると塩分が気になって……という方は、味や香りの強い薬味がおすすめ。
海苔、わさび、ショウガ、すりゴマなどは、こんにゃく麺特有の臭みを抑える効果もあります。
生卵や温玉もおすすめのトッピング。黄身を絡めるとコクが生まれますよ。
練り梅とわさびを溶かしたつゆ
ゴマダレ
この2つがお気に入りです。
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歯ごたえの不満を解消

こんにゃく麺の場合は、長めに茹でてあげることで固さを持たせることができます。
コシとは異なる固さですが、代替え麺のふにゃふにゃとした歯ごたえに不満のある方は試してみてください。
長さの不満を解消

これは正直、どうにもなりません。
代替え麺は水分が多くて重たいせいか、長くすると自重で切れてしまうようです。
トッピングを盛り付ける際は、具材の重さも気にしてあげてくださいね。
麺を具材の下から持ち上げようとしたら切れてしまった、ということもありますので。
麺が短いという欠点も「啜るのが苦手」「ヌーハラが気になる」という方には、食べやすいという利点になるようです。
栄養価の不満を解消

夏の暑い時期に代替え麺を食べるなら、トッピングのバリエーションが豊富な冷やしがおすすめ。
具だくさんにすることで栄養面だけでなく、食べ応えもカバーしてくれますよ。
タンパク質と脂質を補うなら、ハム、たまご、納豆、サラダチキン、シーチキンなどがおすすめ。
これらの具材は低糖質なところもダイエット向きです。
ビタミンやミネラルの不足は、野菜たっぷりのサラダ麺にすることで解消できます。
特に夏野菜がおすすめ。
キュウリやナスなど体を冷ます効能を持つ野菜が多く、暑い夏を乗り切るには最適です。
ワンプレートにこだわらなければ、主食の代替えとして食べるのがベター。
糖質やカロリーを大幅に抑えられるので、食べ過ぎた翌日などに重宝しますよ。
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こんにゃく麺は、どこで買えるの?

では、こんにゃく麺やおから麺は、どこで買えるのでしょうか?
コンビニエンスストア

売れ筋商品を中心に揃えるコンビニでは、まったくといっていいほど見かけません。
カップタイプの春雨スープがあるくらいです。
スーパーマーケット

スーパーマーケットは、店舗によって品揃えには差があるようです。
同じ系列のお店でも、あったりなかったり。
麺コーナーを探して見つからなければ、豆腐やこんにゃくのコーナーも探してみてください。
陳列棚の隅っこに、ちょこんと並べられていることがありますよ。
通信販売

それでも見つからなければ通信販売という手があります。
最近の代替え麺は賞味期限が長いものも増えていますので、ケース単位で買っておくことも可能になりました。
こんにゃく麺を美味しくいただくテクニック【まとめ】

代替え麺は美味しくない。
そんなイメージがありましたし、実際に食べてみて抱いた感想でもあります。
しかし調理法、味付け、トッピングなどを工夫することで、糖質制限中でも麺を食べたい欲求を解消してくれる存在になってくれました。
試行錯誤も楽しいのですが、食事の回数は限られていますし、失敗はしたくないのが本音だと思います。
本稿が参考になれば幸いです。
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